レッスン2 LEDをピカピカさせてみよう!
準備するもの
-
Magicbit本体
- パソコン(MagicCodeを開いてね)
はじめに
このレッスンでは、LEDライトやモーター、リレーなどを「オン」「オフ」するやり方を勉強します。
■ しくみの説明
Magicbit(マジックビット)では、「デジタル出力」といって、
スイッチのように電気を出したり止めたりできます。
-
HIGH(ハイ)=電気が流れる(3.3ボルトが出る)
-
LOW(ロー)=電気が止まる(0ボルト)
このスイッチの切りかえで、LEDライトを光らせたり、止めたりできます。
■ 今回やること
Magicbitには、ボードの上に4つのLEDがついています。
この中の「黄色のLED(D18につながっている)」をつかってみましょう。

LEDの光り方
上の図のように、Magicbitには4つのLED(赤・黄・緑・青)がついています。
-
LEDピンを「HIGH」にすると、LEDが光ります。
-
LEDピンを「LOW」にすると、LEDが消えます。
Magicbit用のブロックを使えるようにしよう!
MagicCodeを開いただけでは、Magicbit本体を動かすブロックはまだ出てきません。
画面の**左下にある「青いブロックのマーク」**をクリックして、「Magicbit」を選んで追加しましょう。
これでMagicbit用のブロックが使えるようになります!



プログラムをつくろう!
MagicCodeのブロックパレットから
「みどりのはた」「ずっと」「Set Digital Pin」などのブロックをドラッグして、
LEDを光らせたり消したりするプログラムをつくりましょう!
「Set Digital Pin」の数字は変えられるから、今回は「18」にしよう。
「High」でLEDがつくよ。
「Low」でLEDがきえるよ。

★ チャレンジが終わったあとに
どうしてLEDが光るの?
LEDは「Light Emitting Diode(ライト・エミッティング・ダイオード)」の頭文字で、「電気を流すと光る部品」です。
プログラムで「High(ハイ)」にすると、Magicbitから電気が流れてLEDがピカッと光ります。
「Low(ロー)」にすると、電気が止まって光らなくなります。
LEDはとっても小さいけれど、信号や家電、パソコンのランプなど、いろいろなところで使われているんだよ!
ちょっと豆知識
LEDの色は中に入っている材料によって決まるので、赤・黄・緑・青といろんな色があるよ。
電気を流す量(強さ)やつなぎ方によって、光り方も変わるんだ。
保護者の方へ
~LEDを光らせるプログラムの「学びの意味」とその広がり~
このレッスンでは、LEDを点灯・消灯させるプログラムを作りました。
一見すると「光った!」「消えた!」という体験で終わってしまいそうですが、実はここには大きな学習効果が隠れています。
◆ どんな力が身につくの?
-
「考えて、試して、結果を見る」力
自分で組み立てたプログラムが思った通り動くか、どうすれば思ったように動かせるか。失敗と成功を繰り返しながら「試行錯誤する力」「論理的に考える力」が育まれます。 -
実社会とつながる力
LEDを点けたり消したりする仕組みは、実は家電や信号機、自動ドアなど、身の回りの多くの機械の基本です。「プログラムで現実のものを動かせる」体験は、将来のIoTやロボット、ものづくりへの第一歩となります。
◆ 応用するとどう広がる?
-
「1秒ごとに点滅」だけでなく、点灯の速さを変えたり、ボタンを押したら光る、光の色や数を増やす、音と連動させるなど、どんどん発展させることができます。
-
さらに、自分だけの「光るサイン」や「ゲーム」、「アラーム」など、アイデア次第でいろんなものが作れます。
◆ 親としてどんな視点や声かけが効果的?
-
「どうして1秒ごとに光るのかな?」「ここの数字を変えたらどうなると思う?」など、一緒に考えたり、自由に試させる声かけをしてみてください。
-
「うまくいかなかったら、どこを直せばよさそう?」「LED以外にも動かせるものって何があるかな?」と、失敗を恐れずチャレンジする姿勢や、応用アイデアを一緒に考える視点も大切です。
お子さまの「やってみたい!」を引き出すのが、一番の学びへの近道です。
ただ点灯させて終わりではなく、「どうしたらもっと面白くなる?」と一緒に遊びながら学ぶ時間をぜひ楽しんでください!